薬剤部
患者様へ
薬の飲み方
- 飲み薬は、体内の目的の場所でもっとも効果が発揮されるように、飲む時間や形、用量などが工夫されています。薬に応じた適切な飲み方、使い方を守りましょう。
- 薬の服用時間は、薬の効果を最大限に得られるように設定されています。食後の指示が多いのは、薬による胃腸障害を防ぐなどの理由もあります。
食 前:食事前の30分以内
食 後:食後30分以内
食 間:食事と食事の間。前の食事からおよそ2~3時間後。
食事の最中のことではありません。
寝る前: 寝るおよそ30分~1時間前
頓 服: 症状が出たときに服用
口の中で溶かすタイプ以外の錠剤や散剤などの飲み薬は、吸収をよくするために、水かぬるま湯で飲みます。薬の成分が水で薄められることで、胃腸粘膜への負担を少なくします。
お薬をジュース、アルコール、牛乳やコーヒーなどで服用すると薬の吸収を変化させ、効果にも影響が出る場合があります。必ず、水かぬるま湯で飲みましょう。
飲み忘れた場合の対応方法は、薬によって違いますので、すぐに薬剤師に相談して下さい。
薬剤部からのお願い
当院では厚生労働省指導による医薬分業の促進を図るため、外来処方は原則として院外処方せんを発行しております。
院外処方せんの有効期間は、発行日を含め4日間です。必ず4日間以内に保険調剤薬局へ提出し、お薬の交付を受けてください。
「かかりつけ薬局」を決めておかれると、複数の病院で処方されたお薬について、お薬の重複や飲み合わせなどをチェックすることができます。
- 院外処方せんについて
- かかりつけ薬局をつくりましょう
副作用が心配な場合
本来の薬の目的と違う作用(副作用)が起こった場合は、医師・薬剤師にご相談下さい。
独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)の医薬品医療機器情報提供ホームページ(https://www.pmda.go.jp/pnavi-01.html)で副作用等について調べることができます。
また、同じくPMDAのホームページ(https://www.pmda.go.jp/safety/reports/patients/0024.html)から、直接副作用を報告することもできます。
お薬手帳や情報提供用紙について
当院ではお薬手帳を発行しております。当院を受診する場合だけでなく、他の病院を受診するとき、薬局に行くときなどは、医師や薬剤師に手帳を見せると治療の際に投薬が行いやすくなりますので、診察券と一緒にして忘れないようにしてお持ち下さい。
入院した時の服用薬の確認について
当院では、より安全な医療を提供するため、患者さんがご使用になっているお薬(持参薬)の内容を薬剤師が確認させていただいています。
持参薬とは、患者さんが当院の入院時に持ち込まれる普段お使いになっているお薬のことで、飲み薬・注射(インスリンなど)・点眼薬・貼り薬・ぬり薬などすべての薬が含まれます。
その他、普段お使いになっている健康食品・サプリメントなどがあれば、一緒にお知らせください。お薬を袋ごと持ってきてくださっても結構です。正確に調べるために、お薬手帳や薬の説明書もご持参ください。
お薬相談について
当院では、いつでも薬剤師が相談できる体制にあります。何かありましたら、いつでも窓口にお越しください。