独立行政法人国立病院機構 旭川医療センター

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薬剤部

薬剤部から患者のみなさんへ

当院薬剤部では、みなさんが薬を「安全に、正しく、安心して」使用できるよう、薬の専門家としてサポートしています。
治療の効果を高め、副作用を防ぐために、薬に関する大切な情報を以下にまとめました。
ご不明な点があれば、どうぞお気軽にご相談ください。

1. 院外処方せんをご利用の方へ

当院では、一部の薬を除き、外部の保険薬局でお薬を受け取っていただく「院外処方せん」を発行しています。

  • **処方せんの有効期限は、発行日を含めて4日間(土日・祝日を含む)**です
  • 調剤薬局では、マイナンバーカードもしくは健康保険証・医療証(高齢受給者証、公費など)・お薬手帳をお持ちください
  • 処方された薬について、薬剤師からの説明をよく聞いてから受け取ってください
  • ご不明な点があれば、薬局の薬剤師、または当院薬剤部にご相談ください
2. 薬の正しい飲み方と工夫

薬は、正しく飲んでこそ効果を発揮します。以下のポイントを守りましょう。

  • 食前」=食事の30分前、「食後」=食事後30分以内、「食間」=食後2時間ほど経った空腹時
  • 水またはぬるま湯で飲むのが基本です。お茶・ジュース・牛乳・アルコールなどでの服用は避けましょう
  • 飲み忘れたときは、自己判断せず、医師や薬剤師に相談してください
  • 一部の薬は、特定の食べ物(例:グレープフルーツ)と相性が悪いため、避ける必要があります
  • お子さまやご高齢の方には、ゼリーなどの補助食品の活用や、粉砕の可否についてご相談ください
3. 副作用が起きたときは

薬には、まれに副作用が生じることがあります。

  • 疹・かゆみ・息苦しさ・吐き気・ふらつきなどが出た場合は、直ちに服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください
  • 急激な症状の場合は、救急外来の受診や救急車の利用もご検討ください
  • 副作用を経験したことがある方は、診察時に必ず医師に伝えてください
  • ご自身でも副作用を報告することができます
    PMDA副作用報告ページ
4. 薬はきちんと続けて飲みましょう(飲み忘れ防止の工夫)

薬は、医師の指示どおりに毎日きちんと飲み続けることが大切です。
これを「服薬アドヒアランス(治療への協力や服薬の継続)」といいます

薬の飲み忘れを防ぐ工夫:

  • 薬袋やカレンダーにチェックを入れる
  • 携帯電話のアラーム機能を活用する
  • ピルケースなどの服薬支援ツールを使う
  • 飲み忘れやすい方は、薬剤師と一緒に続けやすい方法を考えましょう
5. お薬手帳と情報提供用紙の活用について
  • お薬手帳は、現在の薬・過去の薬歴・副作用の記録などを1冊にまとめた、大切な医療情報です
    薬の重複や飲み合わせの確認に役立ちます
  • 診察時・薬局での調剤時には、必ずご提示ください
  • 当院では、必要に応じて**「服薬指導情報提供書」**を発行し、他院や介護施設と情報を共有できるようにしています
6. 薬の管理と安全のために

薬は日常の中で誤用や事故を防ぐことも重要です。

  • 直射日光・高温多湿を避け、冷暗所に保管してください(冷蔵指定がある薬もあります)
  • お子さまの誤飲防止のため、手の届かない場所に保管しましょう
  • サプリメントや市販薬の併用がある場合は、必ず医師・薬剤師に相談してください
  • 複数の病院・薬局で薬を受け取っている場合は、すべての薬の情報を伝えるようにしましょう
7. 薬について相談したいときは(お薬相談窓口)

薬について不安なこと・疑問に思うことがありましたら、薬剤部の薬剤師にご相談ください。

こんなときに:

  • 「この薬、いつまで飲むの?」
  • 「飲み忘れたときどうすれば?」
  • 「副作用かもしれないけど、様子を見ていいの?」
  • 「妊娠中・授乳中にこの薬は大丈夫?」

当院薬剤部では、対面・電話のご相談を受け付けています。
ご希望の方は、受付またはスタッフにお声かけください。

8. 入院予定の患者さんへ ~お薬に関する大切なお知らせ~

【現在服用中のお薬について】
普段服用している薬(内服薬・外用薬・点眼薬・貼付剤など)は、すべてご持参ください。
お薬手帳・薬の説明書・薬の容器もご持参ください。
市販薬・サプリメントも含め、すべての服用薬をお知らせください。

【持参薬の確認について】
薬剤師が持参薬を確認し、医師と連携して使用可否を判断します。
原則として病棟でお預かりし、中止薬は退院時に返却します。

【入院中に処方される薬について】
治療内容に応じて薬が変更・追加される場合があります。
不安な点があれば、薬剤師にご相談ください。

【アレルギー・副作用歴について】
過去に薬で副作用やアレルギーがあった方は必ずお知らせください。

【退院時のお薬と説明】
退院時には薬とあわせて薬剤師が説明を行います。
服薬支援方法の提案も可能ですので、ご相談ください。

最後に

薬は、治療の柱のひとつです。
安心して治療を続けていただけるよう、薬剤部では丁寧にサポートを行っています。
「ちょっと気になる」「確認しておきたい」と思ったら、遠慮なく薬剤師にご相談ください。

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