小児科
特色
● 小児科では
一般外来として、呼吸器疾患(かぜ症候群〜肺炎)、気管支喘息、消化器疾患(ロタ、ノロウイルスを含む胃腸炎)、感染症(麻しん[はしか]、風しん、おたふくかぜ、水痘[みずぼうそう]、インフルエンザなどのウイルス、溶連菌その他の細菌)の診断・治療、結核の拠点病院として結核患者に接触した小児の健診(特に抵抗力の弱い幼いお子さんは早めの健診が重要です)、小児結核の診断・治療を中心に、小児の健康上の問題全般について受けつけています。また乳幼児健診、予防接種も行っています。
※感染症を予防するのに、安全で確実な方法がワクチンの接種、つまり予防接種です。
※「ワクチンで防げる病気」は感染症の中のごく一部ですが、いずれもいったん発病すると現在の医学では根本的な治療法がないか治療がとても難しく、深刻な合併症や後遺症をおこしたり、命を落としたりする危険性のある病気も含まれます(麻疹[はしか]やおたふくかぜのようによく知られた病気でも、重い後遺症が残ったり、命を落としたりすることがあるのです)。
※予防接種の大切な目的として、
- 自分がかからないために
- もしかかっても症状が軽くすむために
- まわりの人にうつさないために
※※ 予防接種には、定期接種と任意接種があります。定められた期間内に接種する定期接種は大部分が公費(無料)で受けられます。一方、任意接種は、ほとんどの場合、全額自己負担です。その費用はワクチンの種類や医療機関によって違いますが、決して安い金額ではないとお感じの方も多いと思います。しかし、接種の費用と、接種せずに「ワクチンで防げる病気」にかかった時の費用を比べると、後者の方が大きいのです。「ワクチンで防げる病気」にかかった時の出費は単に入院や通院の医療費だけではなく、親が仕事を休むことによって失う収入(「逸失利益」といいます)や、家庭での看護や病院での付き添いなどの負担もお金に換算すると大きな金額になります(「間接医療費」といわれ、多くの場合、直接医療費よりも高くなります)。このため、予防接種は経済的な点で考えても有用と言われています。任意接種だからといって決して受けなくても大丈夫な軽い病気というわけではありません。「ワクチンで防げる病気」から子どもを守るためには、任意接種も必要なワクチンであることにかわりありません。
※※ 日本の赤ちゃんが0歳で接種するワクチンは6〜7種類もあり、接種回数は15回以上にもなります。多数のワクチンを1本ずつ受けていては接種が遅れがちになり、確実に「ワクチンで防げる病気」を予防することができなくなってしまいます。そこで、世界中で行われている有用な方法が一度に複数の免疫をつけられる同時接種です。同時に複数のワクチンを接種しても、1本ずつ接種しても、それぞれのワクチンの安全性や効果に違いはありません。同時接種なら必要な免疫をより早くつけることができ、確実に「ワクチンで防げる病気」を予防することができます。同時接種の安全性は欧米を中心に世界中で調査されていて、安全性が証明されています。
※※ 多くのワクチンをタイミング良く確実に受けていくにはスタートが肝心です。初めてのワクチンは生後2ヶ月目に受けられるように準備しておきましょう(誕生日を目安にすると覚えやすいでしょう)。
※おすすめの予防接種スケジュールの1例(青字は任意接種)
年 齢 | |
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2ヶ月 | B型肝炎① ロタウイルス① ヒブ① 肺炎球菌① |
3ヶ月 | B型肝炎② ロタウイルス② ヒブ② 肺炎球菌② 四種混合① |
4ヶ月 | (ロタウイルス③)* ヒブ③ 肺炎球菌③ 四種混合② |
5ヶ月 | BCG 四種混合③ |
6ヶ月以上~ | インフルエンザ①②(毎年秋に4週間あけて2回接種) |
8ヶ月 | B型肝炎③ |
1歳 | 麻しん風しん混合(MR)① みずぼうそう① おたふくかぜ① |
1歳1ヶ月 | ヒブ④ 肺炎球菌④ 四種混合④ |
1歳3ヶ月 | みずぼうそう② |
3~6歳 | おたふくかぜ② 日本脳炎①②③(3歳代で2回、4歳代で1回) |
小学校入学前 | 麻しん風しん混合(MR)② |
9~12歳 | 日本脳炎④ |
11~12歳 | 二種混合(DT) |
*ロタウイルスワクチンには2回接種するものと3回接種するものの2種類あります。
※ 当科の予防接種はすべて予約制です(インフルエンザウイルスを除く)。時間帯は小児科にお問い合わせください(なお、当科でのBCG接種は現在休止しています)。
※ 接種を希望される方は、接種を希望される前日までに小児科までお電話でご連絡ください。
専門外来として、小児神経専門医による発達神経外来を行っています。
※※ 発達神経外来では、言語発達遅滞や知的障害、多動や衝動性などを示す多動/注意欠陥障害(ADHD)、対人関係障害などの広汎性発達障害、読み・書き・計算障害のある学習障害、さらに、脳性麻痺児などの運動障害、てんかん、小児神経症(心身症を含む)など発達や脳機能に課題のある子ども達に対し、医療、福祉、家族支援の観点から外来診療を行っています。さらに、小児期だけでなく、18歳を超えた移行期、成人期の方々へのサポートも行っているのが当外来の特徴です。
※当外来は完全予約制です
スタッフ紹介
小児科部長 吉河 道人 (よしかわ みちと) |
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専門 | 小児科 感染症 |
資格等 | 日本小児科学会専門医 日本感染症学会専門医・指導医 日本化学療法学会抗菌化学療法認定医 ICD |
小児科医師 長 和彦 (ちょう かずひこ) |
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専門 | 小児科 小児発達・神経 小児心身症 |
資格等 | 日本小児科学会専門医 日本小児神経学会専門医 日本小児精神神経学会認定医 日本小児心身医学会認定医・指導医 |