病院機能評価について
「病院機能評価」とは、患者さんが適切な医療を安心して受けられるように、第3者機関である財団法人日本医療機構が、医療機関の医療の質や病院の機能を専門的見地から中立的・客観的な視点により評価したものであり、全国では2,046病院、北海道では104病院、旭川市内では8病院(令和4年3月4日現在)が病院機能評価の認定を受けています。
令和2年12月10日~11日にかけ病院機能評価の認定証の更新に伴う(認定証の有効期間は5年間)再受審し、病院機能評価3rdG:Ver.2.0を取得いたしました。
病院機能評価3rdG:Ver.2.0 認定証
どのような審査が行われるのか?
病院機能評価は、次に掲げる4つの評価領域に区分され、書面審査及び2日間の訪問審査により審査が行われます。
- 患者中心の医療の推進
- 良質な医療の実践1
- 良質な医療の実践2
- 理念達成に向けた組織運営
病院機能評価の認定証を受けることによるメリットは?
病院機能評価を受審することにより次のような効果が期待されます。
- 医療機関が自らの位置づけを客観的に理解し、改善すべき事項が具体的に把握されること。
- 自院の診療機能について、幅広い視点から、また蓄積された情報を踏まえて、具体的な改善方策の助言が受けられること。
- 患者さんが安心して受診できる医療機関となることにより、地域における医療の信頼性を高めること。
- 職員の自覚と連帯意識が高まるとともに、経営の効率化が一層推進されること。
地域医療支援病院について
当院は、平成29年8月31日に地域支援病院に承認されました。
地域医療支援病院とは、平成9年に地域における医療の確保のために必要な支援を行うことを目的として創設された病院類型で、平成10年からスタートした制度です。
旭川地区では旭川日赤に次いで2件目、北海道内では13件目の指定病院となっております。
<承認要件>
- 紹介患者中心の医療を提供していること。次のいずれか一つを満す
(紹介率80%・紹介率65%逆紹介率40%・紹介率50%逆紹介率70%) - 救急医療を提供する能力を有すること。救急用又は患者輸送自動車により搬入した救急患者の数が上川中部二次医療圏人口の0.2%(約800台)
- 建物、設備、機器等を地域の医師等が利用できる体制を確保していること
- 地域医療従事者に対する研修を行っていること
- 200床以上の病床、及び地域医療支援病院としてふさわしい施設を有すること
<役割>
- 紹介患者に対する医療の提供(かかりつけ医等への患者の逆紹介も含む)
- 医療機器の共同利用の実施
- 救急医療の提供
- 地域の医療従事者に対する研修の実施
今回の承認を受けまして、医療連携を積極的に進めるために「連携登録医」への登録をお願いしております。登録いただければ登録医証をお送りするとともに、正面入口に掲示させていただき広報誌や研修の案内等をお送りします。